よくあるトラブルと回避策
こんなトラブルに気を付けましょう
残念なことですが、外壁塗装の業界では、料金や施工品質にまつわるトラブルが少なくありません。
あらかじめ、「こんなトラブルって本当にあるんだ……」という事例を知っておくだけで、リスク回避につながりますので、これから外壁塗装をお考えのみなさまには、以下の「よくあるトラブル集」をぜひご一読いただきたいと思います。
外壁塗装~よくあるトラブル集~
手抜き工事による塗膜の剥がれ
塗装業者によっては、依頼を獲得するために必要以上にコストダウンしているところがあります。他社に比べて安すぎると思ったら要注意。
多くの場合、不当な安さの理由は塗料を規定よりも薄めて使用したり、本来必要なはずの下地処理を行わずに工期を短縮したりといった「手抜き工事」にあるからです。
また、経験の少ないアルバイト職人を使って人件費を下げているところもあります。
こういった手抜き工事の代償は、必ず塗料の剥がれなどの不具合として返ってきますので、安さだけで業者を決めるのはNGです。
近所からのクレーム
外壁塗装は、数週間に及ぶ工事です。業者は、お客様の毎日の暮らしはもちろん、ご近所の方にも配慮しなければなりません。
塗料の飛散、工事中の騒音、路上への駐車、ゴミの散乱、休憩時の態度など、トラブルの種はたくさん潜んでいます。
実際に近所から、「塗料がガレージの屋根に飛び散っている!」「うちの前にタバコの吸い殻が捨てられていた!」「車が邪魔で外出できない!」といったクレームが入ることは少なくありません。
業者とやりとりする際は、スタッフ教育について確認することも重要です。
色のイメージ違い
外壁の色は、少し違うだけで家の雰囲気がガラリと変わります。これが、よいほうに変わるのなら問題はありませんが、「こんな色になるなんて……」と、悪いほうに変わってしまうことも往々にしてあります。
原因は、打ち合わせ・シミュレーション不足による認識のズレ。
事前に色見本を見せたり、カラーシミュレーションを行ったり、試し塗りをしたりして、お客様とイメージを共有する努力をする業者なら、このようなことは起こらないでしょう。
費用の請求
外壁塗装では、施工がはじまってから当初は想定していなかった追加工事が発生することがあります。
また追加工事が発生しない場合でも、当初の見積もりがあまりにも「どんぶり勘定」な業者は、見積もりを上回る請求をしてくることがあります。
いずれのケースも、事前に「見積金額以上の費用が発生する可能性があるかどうか」を確認しておくことで回避できます。料金についての確認不足や勝手な思い込みは厳禁です。
不具合が起きたのに保証がない…
どんなに技術のある業者でも、施工後にまったく不具合が起こらないとは言い切れません。万が一の不具合に備えて、保証を用意しておくのは塗装業者としての責任です。保証がなければ、例えば、施工後すぐに塗膜が剥がれてしまったとしても自腹を切って再塗装しなければなりません。
見積もりの段階で、必ず保証内容について確認しておくようにしましょう。